バルコニー壁面、修復工事
- 工事内容
バルコニー壁面、修復工事
- 住所
東京都八王子市館町
W様邸
- 施工期間
7日間
東京都八王子市館町に御在住のW様より、「北側のバルコニーの壁面が不安定なので、原因を調査して
下さい。」との御依頼を承りました。
現場の状況を確認しました結果、バルコニー壁面の亀裂や笠木のジョイント部分から雨水が浸入した可能性が
高いと判断致しました。
その為、バルコニー壁面の下地材が部分的に腐食したものと思われます。
サイディングボード(バルコニー壁面)のシール材が、経年劣化によりクラック(亀裂)が発生しております。
下地材に防水シートが施されている場合は、被害を最小限に抑えることが出来ますが、未施工の場合は
腐食の原因に繋がります。
バルコニーの壁面を解体致しました結果、既に下地材(木部)の大部分が腐食していることが
確認出来ました。
当然ですが、湿気を帯びて腐食した下地材(木部)につきましては、再利用することが出来ません。
御施主様に解体工事後の状況を御説明致しました結果、バルコニーの手摺も全て解体する方向に至りました。
この様に解体工事後の状況により、その後の工事計画や進行に大きく左右致します。
バルコニーの壁面下地材(木部)の腐食部分を全て除去し、新たな下地材に交換致しました。
壁面はサイディングボードではなく、モルタル塗装仕上げにする為、新たな下地材には針葉樹合板を
使用しております。
上記の写真は「モルタル、左官工事」の状況です。
モルタル乾燥後のヘアークラックを確認後(※)は、最終的に塗装工事が必要となります。
※ ヘアークラックの発生時期につきましては施工後、1~2週間程度が目安となります。
既存の防水層(床面)につきましては、シート防水が施されておりましたが随所にシートの劣化が
確認出来ました。
その為、既存のシート防水を全て撤去後、新たにウレタン防水を施しました。
メーカー 東日本塗料株式会社
塗料成分 ウレタンゴム系高伸長系
塗料名称 カラーウレタン塗膜防水材 フローン11
配合比率 A液(主剤)1 : B液(硬化剤)1
色票番号 フォックスグレー/A-4
工事番号 No,20220730
上記は、床面の「ウレタン防水材、塗装工事」の完了状況です。
表面のトップコートにつきましては、年数の経過に伴い徐々に塗膜が劣化致します。
5年に1度のサイクルで、トップコートの塗替工事を実施する事で防水性能と美観が保たれます。