事例紹介（詳細）

東京都立川市砂川町に御在住のH様より、「防虫防腐剤、塗布工事」の御依頼を承りました。

今回は、「定期的に依頼している業者様と一向に連絡がとれなくなりましたので・・・。」との事で、

弊社宛に御連絡を頂きました。

防虫防腐剤の塗布対象と致しましては、基本的に土台／大引き／束とさせて頂いております。

床下の隅には何故か、「SAPPORO　生」と記載されたアルミ缶が置いてありました。

見慣れた光景とは言え、モラルの低さが招いた建設業界の悪しき習慣の一つですね。

5年間に1回の頻度で、「防虫防腐剤、塗布工事」をされているとの事でしたので、全体的に床下は

良好な状態が保たれております。

幸い白蟻の形跡も無く、床下主要構造部の腐食や浸食も確認出来ませんでした。

廊下から脱衣所の床下につきましては、断熱材自体が施されておりませんでした。

当然、室内と床下との熱貫流率は高まりますので、良い影響は何一つありません。

室内の暖気や冷気が屋外へ逃げやすい原因にもなり、結果的に光熱費のコストアップにも繋がります。

キッチンの床下につきましても、白蟻等の形跡や木部の腐食は確認出来ませんでした。

床下主要構造部への防虫防腐剤を塗布後、目視にて容易に確認が出来る様にオレンジ色の塗料と

なっております。

上記の写真は、浴室下の状況写真です。

基礎の内側にクラック（亀裂）が発生している事が目視にて確認出来ます。

この様なクラック（亀裂）は比較的、排水管等の貫通箇所に多く見受けられます。

上記の写真は、床束を支える束石の状況写真です。

経年劣化と地震時の微振動が加わることで、少しずつ亀裂が大きくなったと推測致します。

症状が悪化致しますと、歩行時に床のたわみの原因になりますので注意が必要です。

本工事の防虫防腐剤につきましては、「AQUA　ALISOL　TC」にて施工を実施致しました。

水性タイプで臭気が少なく、VOC（揮発性有機化合物）の発生を抑制致します。

メーカー　　　大日本木材防腐株式会社

商材名称　　　AQUA　ALISOL　TC（アクアアリゾール　TC）

塗布対象　　　床下、主要構造部（土台／大引き／床束）　　　　　　

工事番号　　　20220326