ウッドデッキ、造作工事
- 工事内容
ウッドデッキ
造作工事
- 住所
東京都八王子市めじろ台
S様邸
- 施工期間
5日間
御施主様から、「中庭にありますウッドデッキが腐食している為、解体して 新たに作って欲しい。」という御要望を承りました。
10年以上前に、近所のホームセンターで資材を購入して、御家族の皆様で 組み立てられた思い出の詰まったウッドデッキです。
写真の通り、大部分が腐食しておりました。
エクステリアに適した比較的、品質低下や劣化の生じ難い耐候性に優れた木材を使用する事で、
長期的に考えますとランニングコストを抑えられます。
デッキ材(床材)の荷重を受ける大引きを造作致しました。
住宅の土台や大引きに用いられる、流通前に予め加圧注入を施した木材です。
木材深部まで薬剤を浸透させている為、保存処理能力が高く同時に、木材自体の防腐防蟻性能も向上させております。
使用樹種:米栂 ACQ処理材(加圧注入済)
本体寸法:90mm × 90mm(=3寸角)
使用するデッキ材(床材)は、全て常に真っ直ぐとは限りませんので、微調整を施しながら加工する必要があります。
特に木材の特性と致しまして、乾燥時期は木表側に反る傾向がありますので、取付前に状態を確認しなければなりません。
室内との段差が生じない様、デッキ材の高さを窓の下端に合わせました。
膝への負担を考慮致しますと極力、段差が少ないに越した事はありません。
ウッドデッキから庭先への上り下りの為、踏板を設けました。
横幅がありますので、植木鉢を並べるスペースも十分に確保出来ます。
デッキ材(床材)に関しましては、サザンイエローパインという針葉樹を使用しております。
この“サザンイエローパイン”にも加圧注入により防腐防蟻剤ACQを深部まで浸透させておりますので、
耐久性は大幅に向上しております。
使用樹種:サザンイエローパイン Southern yellow pine
本体寸法:35mm × 135mm(2×6)
原産地:アメリカ南部 保存処理 防腐防蟻剤ACQ(加圧注入済)
工事番号:No,20180114
工事開始前の計画では、ウッドデッキの完成後、木部保護塗料を塗布する予定でしたが、
御施主様には“サザンイエローパイン”の現状色(無塗装)を大変、気に入って頂きました。