木製庇、造作工事
エクステリア、設置工事
- 工事内容
木製庇、造作工事
- 住所
東京都八王子市南浅川町
K様邸
- 施工期間
7日間
東京都八王子市南浅川町に御在住のK様より、「南側通路に雨除けの為、庇を造って欲しい。」という
御依頼を承りました。
窓の上部には、室外機や照明等が設置されておりましたので、庇を造作する場合は状況に応じて移設の
可能性を考慮しなければなりません。
管柱および軒桁につきましては、御施主様が通路スペースを少しでも広く御活用できる様に極力、
フェンス側に設けました。
樹種に関しましては、90mm角の桧(ヒノキ)をお選び頂きました。
構造部名 管柱/軒桁
使用樹種 桧KD(ヒノキ)
本体寸法 90mm × 90mm(3寸角)
設置されております窓の高さ(2箇所)が異なります関係上、干渉を避ける為に軒桁の高さを
二段式に致しました。
仮にアルミ製の庇を選定した場合ですと、この様に現場の状況に合わせた加工が難しくなります。
構造部名 屋根垂木
使用樹種 米栂KD
本体寸法 45mm × 90mm
「屋根垂木、取付工事」が完了致しました。
採光の確保とメンテナンス時の作業性を考慮致しました結果、屋根の勾配を極力、緩やかに致しました。
K様邸の窓やサッシ等に使用されておりますアルミ建材は、ブラウンカラーでしたので統一感を図る為、
波板もブラウンカラーに致しました。
メーカー タキロンシーアイ株式会社
建材名称 ガラスネット強化ナミイタ S
建材色番 ブラウンスモーク(800)
本体寸法 L=1,510mm W=655mm t=0.9mm
透過数値 全光線透過率 約43%
耐用年数 5~7年 ※周辺環境により異なります。
木製庇の南側には、「案内川」という名称の河川が存在しております。
河川沿いの住宅におきましては、川から吹き上げる風に水分が多く含まれている為、より湿度が高い
環境下である事は否めません。
湿度が高い場合、カビ等の発生や木部の腐食を早める原因にもなりますので、小まめなメンテナンスが
必要になります。
木部には腐食予防の為、保護塗料を施しました。
表面に塗膜を形成させず、木材内部に塗料を浸透させる為、高い防腐効果を発揮致します。
メーカー 大阪ガスケミカル株式会社
使用塗料 屋外木部用、保護塗料(OP)
塗料名称 Xyladecor(キシラデコール)
塗料色番 ウォルナット(#111)
塗布回数 3回
工事番号 No,20210822
「木製庇、造作工事」完了後の状況写真です。
工事前の懸念材料でありました採光の確保と圧迫感につきましては、必要十分な採光とスペースを
確保する事が出来ました。